1979年生まれ。2008年より、ワークセンターとよなか(豊中市)にて粘土による表現活動を開始。

企業ロゴ、雑誌やテレビ番組のタイトル、漫画の一場面、あるいは印象的なワンフレーズなど、誰もが見覚えのあるデザインを、粘土を使って驚くほど精巧に再現する。一度ロゴなどを見て制作すれば、次からは見本をそばに置くことなく、記憶だけを頼りに、細かなプロポーションやディテールを再現する。その記憶力と造形力は驚異的である。
道具は霧吹きを除いて一切使わず、すべて指先のみでかたちづくる。1点あたり20~30分ほどで完成するスピードも特筆すべき点である。ただし、完成した作品はその日のうちに元の粘土へと戻されるため、物理的には残らない。

その表現は、施設の支援員が日々記録し、2020年以降はInstagramを通じ配信されており、観る者にその瞬間の息づかいを伝えている。

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