1973年生まれ、現在は美術教室ライプハウス(東大阪市)で制作をしている。2005年頃から約20年に渡り制作を続けている。
近年は教室にある古い登山ガイドの風景写真を参考に、世界の山々の地形をグリット状に分解し、色構成が特徴的な風景画を生み出している。 紙の作品は、鉛筆で下書きし、その上に色鉛筆で丁寧に色を重ねることで、鉛色と各色が混ざりあった少し渋い色味を発する。
またドローイング作品を完成させた後には、同じ構図の風景を、キャンバスにアクリル絵具でも制作する。その際にも鉛筆の鉛色が重なり、少し彩度の落ちた独特の風合いの作品が出来上がる。
白井さんの手元から生まれるのは、現実世界から展開し、様々な感覚を呼び起こす独創的な風景。